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ありえないことというのはなかなか起こりません。でも今日、僕の前にはありえないくらいまずいカレーが出てきたのです。あんなに包容力のあるカレーが、まずい姿になって出てきたのです。不味さを形容すると、ギトギトのカレーパンを食べてる感じです。カレーの味がする油を食べている。油がカレーになじまず浮いて、単体で口内と胃袋にアタックしてきます。これほど美味しくないカレーを食べたの初めてです。俵万智なら短歌にするでしょうか?しないと思います。普通にキレてクレームをつけるでしょう。僕は俵万智でもクレームを言う胆力もないので残しました。机に寂しく残されたカレーから、僕の意思を店員は感じてください。そしてあのカレーを食べ物として提供できると思った人間たちは、一度インドやネパールに行き人生を見つめ直してください。カレーを不味くするのは、文化への侮辱です。改めて海外のカレーと、日本人の味覚と向き合って商品開発を進めてください。とにかく油が浮いたカレーを作るのはやめてください。